妊娠すると女性のからだは、胎児を育み無事に出産するためにさまざまな生理的変化を起こして準備します。つわりやむくみなど身体的な症状やこころの不調などマイナートラブル(医学的に大きな問題にならないレベルのさまざまな不快な症状)の表れ方は人によってさまざまです。
そして赤ちゃんも生まれた後の生活に向け成長・成熟するために、心地よい体内環境をつくっていこうとするため、妊娠中の体内では母と子の間で言ってみれば“せめぎ合い”が起きています。
たとえば、胎盤から赤ちゃんにより多くの酸素と栄養を与えるために、母の血液循環量は妊娠後期にかけて増加していき、妊娠前より30~40%増えるといわれています。全身に血液を運ぶために心臓の負担が増え血圧が上がりやすくなります。ただ血液が増えることは、分娩時の出血への備えになるなど、母と子の双方にとって巧妙なバランスが保たれています。
その“せめぎ合い”のバランスが崩れると、さまざまな合併症やマイナートラブルを引き起こします。
<3大マイナートラブル(むくみ・貧血・便秘)について>
妊娠期間の全体を通して起こりやすい症状が、「むくみ」、「貧血」、「便秘」の3つです。これらはほかのマイナートラブルを引き起こす要因にもなるため、予防や早めのケアを行いましょう。
はぐうるコラム(妊娠・出産期)「マイナートラブルのセルフケア ①浮腫(むくみ)編」、「マイナートラブルのセルフケア ②貧血編」、「マイナートラブルのセルフケア ③便秘編」を閲覧ください。
3大マイナートラブル以外にも、体の冷えや眠気、倦怠感、頻尿や尿漏れ、足がつるなど、さまざまな種類があります。症状の現われ方は妊娠時期や個人差も大きいですが、「妊娠中だから仕方ない」と諦めるのではなく、症状が軽いうちに対処することが大切です。医師や助産師に相談したり、セルフケアで予防し、妊娠期間を快適に過ごしましょう。
新宮町こども家庭センターでは、妊娠期に助産師や保健師による妊婦訪問や面談、産前産後サポート事業(ほのぼのroom)での相談ができます。ぜひ、ご利用ください。