近年、子どもの近視の増加や低年齢化が進み、6歳未満でも近視になることがあります。原因のひとつとして、環境による影響が考えられています。近視はメガネなどを使用すれば見えるようになるので、普段の生活にはあまり支障がないかもしれません。しかし、近視が将来の目の病気のリスクを高めることがわかってきており、例えば緑内障や網膜剥離になると、手術が必要になったり、進行すると失明したりする場合もあります。近視の予防は、視力低下を防ぐだけでなく、将来的な目の病気の予防にも大切です。ぜひ、乳幼児期から目の健康を守る習慣を身につけましょう。
★子どもの目の健康を守るポイント★
・明るい部屋で過ごす。
・正しい姿勢や距離でものを見る。
・外遊びをする。
この3つは近視の進行予防に効果的です。特に1日に2時間程度、くもりの日でも太陽の光を浴びると、近視抑制効果があります。最近は熱中症や紫外線への配慮も必要ですので、夏は建物の影など日陰で過ごしましょう。1日2時間は難しくても、お散歩なども含めて、外で過ごす時間を増やせるといいですね。
また、最近は乳幼児期のお子さんでも、スマホやタブレットを使うことが増えています。小さな平面の画面を見る時間が長かったり、単一の刺激を与え続けることは、視力の発達を妨げることにもなります。なるべく使用を控えたいところですが、そうはいっても難しいこともあると思います。
スマホやタブレットなどのデバイスの使用時には、次の点を意識してみてください。
・30ルール:「30分見たら、30秒目を休めて遠くを見て、30秒まばたき」を取り入れる。
・正面から見る。
・目は画面から30cm以上はなす。
・ベビーカーや車などの振動している場面での使用を避ける。
デバイスを視聴する総時間は1日2時間以内を目安にしてくださいね。
子どものよりよい視力のためには、乳幼児期から目の健康を考えた生活を送ること、また健診などで目や視力の異常(弱視など)を早期に発見することがとても大切です。
新宮町では3歳児健診で、絵指標を使った視力検査と、令和4年10月からはSVS(スポット・ビジョンス・クリーナー)を使用した屈折検査を実施しています。視力が0.3程度あれば、生活に不自由ないため周囲が全く気付かず、健診で初めて指摘される場合がほとんどです。健診で目の異常が指摘された場合は、すみやかに医療機関を受診するようにしましょう。